こんばんは。集団指導室長の鈴木です。

 明倫館は本日4月28日(日)から5月5日(日)まで休校となっております。ご了承ください。

 今年、「ニューヨーク・タイムズ」の「2024年に行くべき52カ所」に山口市が選ばれました。ニュースで盛んに取り上げられていましたね。

 その山口市には、湯田温泉という場所があります。実は、今私はここにいます。食事処も多く、気になるところを調べて向かってみると、途中で「ばりそば」という看板が。

 訪れたのは今日が初めてなのですが、なぜか見覚えが…。ハッ!としました。「かりそめ天国」という番組で藤岡 弘、さんとどぶろっくのおふたりが訪れていた場所なのです。

 「せっかくだから、ここにしよう」とお店(春来館)に入ってみると、誰もいない。「あれ、紹介されていたのに…?」と一抹の不安が。さらに、店主がなんだかいかつい(大変失礼!)。大丈夫なのだろうか。しかし、お三方のサインが飾られている…! たしかに番組で紹介されていたのだ。ところで、藤岡 弘、さんのサインが力強すぎる(笑)。

 普段の私でしたら、気が小さくて人見知りのため、店員に話しかけることはしません。しかし、このときは①お客さんがいないことと②ビールを飲んで多少酔っていたことから、勇気を振り絞って店員さん(女性)に話しかけてみることにしました。

 鈴木「(ばりそばを食べて)あっさりしていますね。番組で紹介されていた通りだ」

 店員「そうなんです。先代が女性だったのですが、味を引き継いでいまして」

 そこから会話が弾み、①店主はもともとバイトで働いていたのだが、先代から「引き継がないか(言葉は推測!)」と話があり、継いで6年が経つということ、②普段は日曜日が定休日で、今日はGWだからお店を開けていること、③実は40年くらい前?から営業しているお店だということ(先代ですでに3代目‼︎)、④お客様が来られる時間帯には波があり、今空いているのはたまたまだということ、⑤山口市は今、継承問題を抱えているお店が多いことなどを教えて頂きました。

 反省しました。

 内心、「あの店主がこんなにやさしい味を…」とか、「実は流行っていないのか?」と勘繰っていた自分が情けない…。偏見の塊ですね。

 でも、勇気を振り絞って聞いてみて良かったです。聞かなかったら、ひどい先入観で自己完結していたところでした。それにしても、今日が偶然お店を開けている日だとは。ありがたや。

 明倫館は、先代が名付けた名前です。山口県の萩に実際にあった藩校の名称が由来です。

 松下村塾もそうですが、「伊藤博文はここで教わっていた!」と、有名人ばかりがクローズアップされてしまうきらいがあります。

 しかし、世の中は多くの無名の人々によって支えられてきたのは自明のことでしょう。

 今でも印象に残っている先代の姿があります。

 それは、通ってくれている子どもたち一人ひとりの性格や特徴を、まるで自分のことのように嬉しそうに、楽しく語っている姿です。

 ニコニコしているのです。とびきりの笑顔で。

 私は、子どもたちがテストなどで結果を出すことを望んではいますが、勉強によって性格が変わってしまったり、苦しい思いをすることは望んでいません。

 その子がその子らしく、社会を支える存在になっていってくれたらと願っています。

 確かに結果が出ないと辛いし、めげそうになる。でも、必要以上に自分を責めないでほしい。しかし、反省はしよう。思いこみや決めつけから自由になるために。今の自分よりもっとずっと確かな存在となるために。

 …上記の内容通りの人に言われても説得力が皆無ね(笑)。私も精進せねば…。

山口県にある秋吉台です。有名なカルスト地形ですね。現地はびっくりするくらい広い…! さすがに全てはまわりきれませんでした。でも、自然の中にいると幸せになります。歩きまわっているときは、「葬送のフリーレン」のエンディング曲である「Anytime Anywhere」がひたすら流れていました(笑)。というか、口ずさんでいたなあ…。

※ブログに載せるにあたり、「春来館」さんには事前に許可を頂きました。静岡の方にも知って頂きたいとのことでした。みなさんも、訪れた際はぜひ「ばりそば」を。ちなみに、餃子も、甘さがあってめちゃくちゃおいしいですよ。私が帰る頃には席が満席状態になっていました。凄い!

おまけ

藤岡 弘、さんのサイン! どぶろっくさんのはちょっと載せられない(笑)。