明倫館塾長ブログをご覧頂き

誠にありがとうございます。

明倫館塾長の永倉です。

「わかった?」「やった?」これらの問いには、たいてい「はい/いいえ」で終わります。一方で、オープンクエスチョンは違います。「どう思った?」「なぜそう考えたの?」「もし別のやり方をするとしたら?」などの開いた問いは、答えがひとつに決まりません。だからこそ、思考が動き出すのです。

講師が教える人から引き出す人へ

授業ではつい、正解を伝える側に偏りがちです。しかし、オープンクエスチョンを使うと、役割は解説者からファシリテーターとなります。「この証明のどこが一番大事?」「式を立てた理由を、言葉で説明してみよう」と問いかけるうちに、生徒は自分の言葉で理解を組み立てる力を高めていきます。正解を当てる力より、考えを根拠とともに語る力が育つことが最大の価値です。

主体性と表現力が同時に伸びる

オープンな問いは、ノートの余白や思考のプロセスに光を当てます。解き方を説明する、別解を比べる、友だちの意見に一言足す。この繰り返しが「自分で学ぶ姿勢」を固め、テストの初見問題にも強くなります。答えを丸暗記する学びから、「理由を語れる学び」へとなるのです。

面談でも信頼の扉を開く

保護者面談や生徒面談でも、オープンクエスチョンは効果的です。「勉強を通して、どう変わりたい?」「今の自分で一番誇れる努力は何?」「困っていることを一つだけ改善するとしたら?」こうした問いは、評価の会話を未来の会話に変えます。自分の言葉で目標を語れたとき、子どもはその目標の共同責任者になります。

 

質問は、心を開く鍵。
明倫館は今日も、考える力を開く問いを投げていきます。「どう思う?」から始まる学びは、子どもを受け身から主体へとなり、未来へ連れていくのです。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

明倫館

塾長 永倉秀樹

TEL:054-204-3911(明倫館本部教室)

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