明倫館塾長の永倉です。

生徒や保護者の方と話していると、

こんな言葉を耳にします。
「やる気が出たらやります」
「気分が乗らなくて…」

はっきりと言います。

やる気が出るのを待っていて、

勉強がうまくいった子を私はほとんど知りません。

今日は、塾で多くの生徒が変わってきた
やる気との正しい付き合い方について書きたいとます。

■やる気は「行動の原因」ではなく「結果」

多くの人が勘違いしていますが、
やる気は先に生まれるものではありません。

行動する

少しできる

手応えが出る

やる気が生まれる

この順番なのです。

つまり、
やる気がない状態でも、行動していいのです。
むしろ、行動しないとやる気は一生出ません。

伸びる生徒ほど、気分に関係なく勉強します。

■「とりあえず5分」が人生を変える

明倫館でよく伝えている言葉があります。
「完璧じゃなくていい。まずやろう。」

・5分だけワークを開く
・1問だけ解く
・1単語だけ覚える

これで十分です。

不思議なことに、
5分くらいやると10分になり、
10分が20分になることが多いです。

やる気は、動いた人にだけ後からついてくるのです。

■続かない子ほど、目標が大きすぎる

「今日は2時間勉強する」
「ワークを全部終わらせる」

この目標、続かない典型です。

続く子は違います。
・今日はこの1ページ
・今日はこの3問
・今日はこの10分

達成できる目標を立てます。

達成できる

自分を信じられる

次も動ける

この循環が、学力を安定させるのです。

■保護者の声かけで、子どもは大きく変わる

やる気が出ない子に
「やる気出しなさい」
と言っても、逆効果です。

代わりに、こんな声かけをおすすめします。

「今日は何分やる?」
「1問だけでもやったらOKにしよう」
「昨日より一歩進めたら十分だよ」

やる気を求めるのではなく、
行動を後押しする言葉が、

子どもを動かします。

■勉強ができる子は、気分でやらない

勉強ができる子は、

特別なやる気を持っていません。
ただ、
「やる気がなくても動く習慣」を持っています。

これは才能ではありません。
誰でも身につけられる力です。

今日やる気がなくても大丈夫。
まず5分。
そこからすべてが始まります。

これからも、生徒一人ひとりの「最初の一歩」を、

全力で支えていきます。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

明倫館

塾長 永倉秀樹

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