明倫館塾長の永倉です。

勉強を続けていると、
必ず訪れる時期があります。
それが、頑張っているのに、結果が出ない時期です。
前より勉強時間は増えている…
やるべきこともやっている…
でも、点数や順位が思うように上がらない…
この状態に入ると、
生徒も保護者も不安になります。
しかし、私はお伝えしたいです。
成績が伸びない時期は、
決して無駄な時間ではありません。
むしろ、その後の飛躍に欠かせない準備期間なのです。
■伸び悩み期は力が蓄えられている証拠
成績が順調に上がっているときは、
分かりやすい成果が目に見えます。
一方、伸び悩み期は、
・理解が深くなる
・考える時間が増える
・ミスの原因に気づき始める
といった、内側の変化が起きていることが多いです。
これは、土台が組み替えられている状態なのです。
家で言えば、基礎工事をやり直している段階です。
見た目は変わらなくても、後から必ず効いていきます。
■この時期にやってはいけないこと
伸び悩み期に、最もやってはいけないのは
やり方をコロコロ変えることです。
・教材を次々に変える
・勉強法を短期間で切り替える
・周りと比べて焦る
これらは、不安を大きくするだけで、
成長を止めてしまいます。
この時期に必要なのは、
今やっていることを、
丁寧に続けることです。
■伸び悩み期の正しい過ごし方
① 基礎を雑にしない
簡単な問題ほど、丁寧に。ここで差がつきます。
② ミスを記録する
点数ではなく、どこでつまずいたかを残す。
③ 小さな成長に目を向ける
前より考える時間が短くなった
途中まで自力でできた
これも立派な成長です。
■家庭での関わり方が、この時期を左右する
伸び悩み期の生徒は、
外では平気な顔をしていても、
実は、内心では焦っています。
この時期にかけてほしい言葉は、
「なんで上がらないの?」ではありません。
「続けているのがすごいよ」
「今は力をためている時期だね」
「やっていることは間違っていないよ」
こうした言葉が、生徒の心を支えます。
安心できると、人は前を向けます。
■伸びる子は、伸び悩み期を乗り越え方で覚えている
成績が大きく伸びた生徒に話を聞くと、
こう言います。
「一番つらかった時期があった」
「でも、あの時やめなくてよかった」
伸び悩み期は、
努力を信じる力が試される時間です。
ここで踏ん張れた生徒は、
次に伸び始めたとき、
簡単には崩れません。
■伸びない時期は、伸びる前触れ
成績が伸びないときほど、
自分は向いていないと感じがちです。
でも、それは違います。
多くの場合、
変わる直前に起きる自然な現象です。
今、何が育っているのか。
次に何が起きるのか。
今日も、生徒一人ひとりの
次の伸びに向けて、
しっかり伴走したいと思います。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
明倫館
塾長 永倉秀樹
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