明倫館塾長の永倉です。気がつけば、今年も残りわずかとなりました…。街の空気もすっかり年末らしくなってきましたね。そんな中、明倫館では冬期講習の真っ最中です。教室に入ると、いつもより少しだけ引き締まった空気を感じます。冬期講習は、正直に言えば楽な期間ではありません。学校が休みに入る分、生活リズムが崩れやすく、寒さも相まって気持ちが緩みがちになります。それでも、生徒たちは毎日教室に足を運び、机に向かい、自分の課題と向き合っています。授業中の表情を見ていると、「できるようになりたい」という思いが伝わってくる瞬間があります。特別な言葉をかけなくても、特別なことをしなくても、黙々と問題に取り組む姿を嬉しく思います。冬期講習は、結果がすぐに数字として表れるものばかりではありません。ですが、この時期に積み重ねた時間は、確実に土台になります。春になったとき、ふと振り返って、「あの冬、ちゃんとやっておいて良かった」そう思える瞬間が、きっと来ます。講師たちも、日々工夫を重ねながら授業に臨んでいます。一人ひとりの表情、ちょっとしたつまずきに目を配りながら、「今、この子に必要な一言は何か」「今、どこを支えれば伸びるのか」そんなことを考え続けています。冬期講習は、静かに、確実に、前に進む時間です。今年の締めくくりとして、この冬をどう過ごすか。その選択が、来年の自分をつくっていくのだと思います。寒い日が続きますが、体調に気をつけながら、この冬も一緒に、丁寧に積み重ねていきましょう。教室で、生徒たちの頑張りを見ながら、そんなことを改めて感じています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明倫館塾長 永倉秀樹
席に限りはございますが、冬期講習を受付しております。
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