こんばんは。鈴木です。あじさいが本当に綺麗な季節になりました。道すがら、ついつい近くに寄って眺めてしまう今日この頃です。

 さて、毎週日曜日、私は「ボクらの時代」という番組を見ています。

 今日は歌舞伎役者の中村獅童さんが出演されておりました。番組内で獅童さんは、自分の子どもにお受験をさせようと思ったが、やめてしまったことを話されていました。塾で親にも「面接ではこういうことを話してください。こういうことは言わないでください」と言われたことに違和感をもったようなのです。さらに、そんな風にして合格した子しか来ないような学校へ、本当に行かせるべきなのだろうかと思ったようです。そして、学校は息子さん自身に決めさせることにし、選ばれたのがご自身の出身校だったそうなのです。

 物や情報であふれている昨今、自分で決めているつもりが、実は物・情報を見て知ってそう思わせられているだけ、ということは非常に多そうです。

 私たちは、本当に自らの意思にもとづいて、あれやこれやと決めることができているのでしょうか。

 番組を鑑賞して、そんなことを思いました。

 以上のようなことは、これから受験を迎える誰にでも言えることでしょう。ぜひ、自分自身のことばで覚悟を示せるようになりたいですね。

 私の担当している附属クラスの3年生は、いよいよ実力テストが返ってきます。点数の目安は先日伝えた通りです。返却された結果を見て、どう思うか。率直な思いを聞かせてもらいたいものです。

 ところで、歌舞伎といえば映画「国宝」を鑑賞してきました。最近の邦画は本当に素晴らしいです。よいものを見させて頂きました。ありがとうございます。