明倫館塾長の永倉です。

今日はクリスマスですね。
街を歩けば、イルミネーションやクリスマスソングが流れ、
どこか少しだけ、いつもより空気がやわらかく感じられる一日です。
とはいえ、塾の中はというと、
冬期講習期間中ではありますが
特別なイベントがあるわけでもなく、
いつも通り、生徒たちは黙々と机に向かいっています。
でも、こういう「何も変わらない日常」の中にこそ、
実は一番大切なものが詰まっているのかもしれません。
◆サンタクロースが来なくなった理由
子どもの頃、
「サンタさんは本当にいるの?」
そんな話題で盛り上がった記憶がある方も多いのではないでしょうか。
いつの間にか、私たちは
「いない理由」を知り、
「現実」を理解し、
「夢」を少しずつ手放していきます。
でも、ふと思うのです。
サンタクロースは
来なくなったのではなく、
役割が変わっただけなのではないかと…。
◆誰かの一日を、少しだけ明るくする存在
塾の講師をやっていると、
毎日いろいろな表情に出会います。
うまくいった顔。
悔しそうな顔。
自信がなさそうな顔。
何も言わずに、ただ座っている顔。
その一つひとつに、
大げさな言葉は必要ありません。
「今日も来てくれてありがとう」
「よく頑張ったね」
「また明日、待ってるよ」
そんな何気ない一言で、
少しだけ気持ちが軽くなっているように感じます。
もしかしたらそれは、
大人になった私たちにできる
サンタクロースの仕事なのかもしれません。
◆特別じゃなくていい
クリスマスだからといって、
無理に何かを変えなくてもいい。
派手に祝わなくてもいい。
でも、
誰かの話を少し丁寧に聞くこと。
いつもより少しだけ、
優しく人に接すること。
それだけで、
その人の一日が、
ほんの少し良いものに
なることがあります。
それは、点数にも結果にも残りません。
でも確かに、心には残ります。
◆今日という一日を
今年のクリスマスも、
明倫館はいつも通り冬期講習中です。
机が並び、
ノートが開かれ、
静かに時間が流れています。
その、いつも通りを守れること自体が、
実はとてもありがたいことなのだと、
今日あらためて感じました。
今日も一日、
教室に来てくれた生徒たちに感謝しながら。
そして、
このブログを読んでくださっている皆さまにも。
どうか、あたたかいクリスマスを。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
明倫館
塾長 永倉秀樹
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