明倫館塾長ブログをご覧頂き誠にありがとうございます。明倫館塾長の永倉です。
勉強でも、人間関係でも、「第一印象」と「最後の印象」で結果が大きく変わります。
これは偶然ではなく、心理学でいう初頭効果と終末効果が働いているからです。人は、最初に受け取った情報と、最後に感じた印象を強く記憶に残す。つまり、スタートとエンディングがすべてを決めるということです。

授業の最初の5分で未来が変わる
授業が始まった瞬間。先生が最初にどんな話をするかで、あなたの集中力は決まります。たとえば先生がこう言ったとします。「この単元ができるようになると、テストで10点は上がるぞ!」その一言で、頭のスイッチが、やる気モードに切り替わります。脳は、『これは大事だと』判断して、吸収力が一気に上がるのです。逆に、ぼんやり始まる授業では、気持ちが入りきらず内容が流れてしまう。最初の5分は、まさに心のアクセルなのです。「よし、今日は吸収するぞ」と意識できる人ほど、学びをモノにしていきます。
終わり方が印象を決める
授業の最後の5分。ここも実は、かなり大事です。『今日のまとめ』を聞いて、内容を整理できたとき。「次回は難しい問題に挑戦しよう」と前向きな言葉で締められたときなど、その授業が記憶として完結するのです。終わり方が雑だと、せっかくの内容もぼやけてしまいます。でも、「今日の自分、ちょっと成長したかも」と思えたら、次の授業が楽しみになる。つまり、最後の5分が学びの余韻をつくるのです。
テスト勉強にも応用できる!
この初頭効果・終末効果は、勉強法にも使えます。たとえば1時間勉強するとき、最初の5分と最後の5分を特別タイムにしましょう。最初に「今日は英単語を50個覚える」と目標を立てる。最後に「ここまでできた!」と確認して締める。たったそれだけで、記憶の定着が大きく変わります。人間の脳は、真ん中よりも最初と最後をよく覚える性質がある。だから、勉強の区切りを意識的に作る人は伸びるのです。
最初の印象と最後の印象を磨こう
これは勉強だけでなく、人間関係でも同じです。友達との会話でも、先生との面談でも、最初の挨拶と最後の言葉で印象は決まります。「おはようございます!」を少し明るく言うだけで、空気は変わるのです。帰るときに「ありがとうございました」と笑顔で言うだけで、相手の記憶に残ります。人は、最初と最後しか覚えていないのです。だからこそ、その2つの場面に心を込めることが大切なんです。
授業の最初にワクワクする話を聞き、最後に「今日も頑張ったな」と感じて帰る。その積み重ねが、あなたの学力と自信を育てていきます。「最初」と「最後」を大切にできる人は、勉強も人生も伸び続けます。今日のあなたのスタートとエンディングはどうでしたか?小さな5分が、未来を変えるかもしれません。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
明倫館
塾長 永倉秀樹
TEL:054-204-3911(明倫館本部教室)
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