こんばんは。集団指導室長の鈴木です。

 空想。①原始人ライフ。②江戸回遊。③不老不死。気がつけば思い浮かべているもので。たまに子どもたちに空想の一部を「実はさ…」と打ち明けると、「え、私も!」なんて言ってもらえるのがちょっぴり嬉しかったり…。大人気なく、「あぁ、みんな同じようなことを考えているものなんだな」なんて安心したりして…。

 旅をしていると、「もし人間の街がなく、目の前に広大な自然だけが広がっていたなら…」と思うことがあります。例えば、富士山の周りには人工物がいまやたくさんありますが、もしも自然だけだったら、どのような景色が広がっていたんだろうな…と思わざるを得ないのです。

 阿蘇山の草千里ヶ浜(くさせんりがはま)に辿り着き、広大な自然を目の前にしたとき、思わず走り出していました。周りの大人たちもみな、楽しそうに走っているのです。街中ではまず見られない光景です。私たちは、自然と切り離されることで快適な生活を手に入れたのかもしれませんが、同時に失ったものも意外と大きいのかもしれないと思いました。

 思わず体を動かしたくなる感覚。その衝動の大きさ。あのように心動かされる体験を日々重ねることができたなら、人生もまた豊かになるのではないか。旅で得たものは、今私の指針となりつつあります。

 子どもたちにも、時間のある夏だからこそ、様々な空想をしたり、自然と触れ合ったりしてほしいなと感じます。何も遠出をする必要はありません。身近な場所の意外な景色を探すこともまた一興です。毎日が同じ景色では、心がすさむ。

 心に栄養を。人は慣れるもの。変化のある日常を楽しもう。

 草千里ヶ浜の一部です。広すぎて一枚にはおさまりません(笑)&いつもの容量オーバーで他の写真はアップロード不可能でした(泣)。

 大の大人がみんな笑顔で走り回っていたなー!