こんにちは
明倫館本部教室の永倉です。

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今回からシリーズで
子どもの学力を10倍に伸ばすアプローチ
という内容で書いていきたいと思います。
どうぞ宜しく御願いします。
■ 「頑張っているのに成果が出ない」ーその原因は戦略の欠如!!
塾や学校でよく聞く言葉に、
「この子、すごく頑張ってるんです。でも結果がついてこなくて……」
というものがあります。
このようなケースの多くは
「努力の方向性」がズレているのが原因です。
つまり、戦略が欠けているのです。

■ ビジネスの世界の「戦略的思考」
ビジネスの世界では、
「がむしゃらに頑張る」ことは推奨されません。
それよりも、
「目的を明確にし、適切な方法とタイミングで行動する」ことが
成果を出すための基本です。
今回は、代表的な戦略思考の道具を紹介します。
■ 学習に活かせる3つのビジネス戦略フレームワーク
①【PDCAサイクル】ー常に改善する学びの循環
PDCAとは
P(Plan)=計画
D(Do)=実行
C(Check)=評価
A(Act)=改善
ある生徒が「理科で20点アップしたい」と考えたとします。
学習におけるPDCAの例:
ステップ | 内容 |
---|---|
P | テストまでの2週間、毎日30分ずつ苦手単元に取り組む |
D | 実際に演習問題とまとめをこなす |
C | 1週間後に自作テストで理解度を確認 |
A | できていなかった単元に再度時間をかける |
PDCAの循環を繰り返すことで、
「伸びる学び方」に進化していきます。
②【KPI(重要指標)】ー目標を数字で見える化する
KPIとは
「Key Performance Indicator」の略で、
成果に直結する数値指標のことです。
勉強でこれを使えば、
「どこまで進んでいて、どこができていないか」が
一目でわかるようになります。
項目 | 目標 | 進捗 | コメント |
---|---|---|---|
英単語暗記 | 100語 | 65語 | 残り35語。 毎日7語ペースで到達可能 |
数学ワーク | 全20ページ | 12ページ完了 | 応用問題に入る前に復習が必要 |
KPIは「ゴールに近づいている感覚」を持たせてくれるので、
モチベーション維持にも非常に効果的です。
③【OKR(目的と成果)】ー目的と手段を明確に区別する
OKRとは
・Objective(目的):何を達成したいか(定性的)
・Key Results(主要成果):それを達成したときの数値的目標(定量的)
例:
・Objective(目的):英語の長文読解に強くなる
・Key Results(成果):模試の長文問題で70点以上/1週間で3本長文演習
OKRを使えば、
「なぜやるのか」と「やってどうなるのか」が明確になります。
これは、子どもの納得感を得るためにとても重要です。
■ 学習に戦略を持ち込むと、何が変わるか?
これまでのように「とにかくやる」ではなく、
目的・方法・進捗・改善を考えて行動するようになると、
生徒の学びに変化が生まれます。
・「今日は何をすればいいか」が明確になる
・「勉強の成果」が見える化されて自信がつく
・「やっても意味がなかった…」という無力感が減る
・「間違えた→改善→次に活かす」の習慣がつく
特に中学生は、
今の自分がどこにいて
どこに向かっているか
を感覚で把握しにくい年代です。
だからこそ、
ビジネスの考え方を
翻訳してあげることが意味を持ちます。
■ まとめ:教育に戦略という武器を持ち込む!!
成績が伸びる生徒に共通するのは、
「自分で戦略を立てて行動する力」を持っていることです。
これは社会に出てからも一生使えるスキルです。
勉強は「量」も大切ですが
「質=戦略」があることで
努力は何倍もの力を持ちます。
ビジネスに学ぶ学習設計術を
ぜひ明日からの学びに活かしてみてください。
最後までお読みいただき
誠にありがとうございました。
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永倉秀樹