こんばんは。鈴木です。 


「危機感をもつ」と言っても、その持ちようは人それぞれですね。

 塾でいうと、例えば宿題が出たとしましょう。その宿題を、
① すぐに片づける子
② その日に終わらせる子
③ 自分のしたいことを優先して、次の日以降にやる子
④ すぐにやらずに、そのうちに忘れる子

 など、さまざまだと思います。

 面倒なことを後まわしにする傾向のある子は、宿題も後まわしにします。

 つまり、私生活のだらしなさが学業にも影響を及ぼしていると思われるのです。

 そして、改善されないまま、同じことを延々と繰り返すことになります。

 私の場合、「面倒だな」と感じたものほど早く終わらせます。そうすると、始めは面倒だと思っていたのに、やってみると案外楽しかったり、面倒ではあったが、やり終えたから気持ちがスッキリしたりします。やらなければならないものが全てなくなった状態で自分のやりたいことをやると、楽しいことこの上ないです。そのことを知っているから、もう前のようなだらしのない生活には戻りたくないな、と思っています。

 心のどこかに、「やらなきゃな」という思いを抱えているとき、そういうモヤモヤを抱えているとき、人は心の底から物事を楽しむことができなくなります。さらに、「やらなきゃな」というものを無視し続けると、それに慣れてしまって、「やらなきゃな」というものをそもそも思い起こすことすらできなくなります。そうなったら最悪ですね。そういう子ほど、「そんなつもりはなかった」「完全に忘れていました」と言いますが、果たしてどこまでそれが通用するのでしょうか。少なくとも、社会でそういうことをするようであれば、いずれ相手にもされなくなります。

 危機感をもてと言われて、すぐにもつことはできません。

 しかし、「やらなきゃな」ということをすぐにやる、というのはだれにでもできるでしょう。

 ですから、やってみてください。

やっているうちに、危機感を抱けるようになってきます。

 面倒なことほど早く片づけるクセを身につけましょう。

 何かやることができたら、すぐにやる。
やらないと、やらなかったときの言い訳を考え始めてしまうなど、無駄なことに時間を費やす人生になります。

 だれにでもできて、物事がスムーズに運びやすくなる、すぐにやる、という実践。

 いいこと尽くしじゃないですか。

 今日はサクセスゼミが本部教室でありましたが、千代田教室から通ってくれているある男の子は、11月22日(土)提出の課題のテキストを8割ほど終わらせていました。驚きましたし、何より、その子を見る目が変わりました。全ての授業が終わった後、思わず「よくやってるね。頑張ってるね」と声をかけました。少なくともその子は、自ら実践することで、私の心を動かしてくれたのです。これはものすごいことだと私は思います。そういう子が出てくると、不思議ですが、後に続こうとする子たちが出てきます。

 本当にいいこと尽くしなんですよ。

 そういったプラスのエネルギーが教室に伝播し、みんなが実践していくようになる。

 いいものを見せてもらいました。

 サクセスゼミはまだ始まったばかりですが、共に頑張っていきましょう。

 まとめですが、

 すぐにやる。危機感を抱く。好循環を生む。人生を楽しむ秘訣です。だれにでもできること。だまされたつもりで、あなたもやってみてください。