こんにちは。鈴木です。

 先週から今週にかけて、各学校で成績表が渡されています。

 今回の内申点はどうだったでしょうか。

 中学3年生ですと、上げる機会はもう1回しかありません。

 すでに十分な内申点をもらっている子は、それを維持するか最大値まで上げることを目指すのみだと思いますが、「上がらなければ志望校を受けられない」立場に置かれている子にとっては、気が気ではないと思います。

 しかし、不思議なもので、そういう立場に置かれている子ほど、口では「上げなければ…」と言っているくせに、その実、行動には反映されていないことが多いのです。

 結局のところ、「面倒くさい」などの理由がまさっているのでしょう。要は、「上げる気持ちなんて、はなからない」のです。

 本気で内申点を上げたければ、やることはただひとつ。

 自らが変わったことを、先生に示すだけです。それも、圧倒的な熱量をもって示すのみです。

 例えば、

①    発表の機会があれば、必ず1回は発表する。

②    授業毎に先生に質問ないしはその教科に関する話題を話す。特に、副教科は昼休みの時間をつかって、全ての先生に質問などをひとりでしにいく。友達と行ってはいけない。必ずひとりで向かうこと。

③    定期テストで点数を取りたいことをアピールし続ける。どんなところをやったらよいのかを聞きまくる。教えてくれなければ、「こんなことを家ではやっているのですが、テストの点数に結びつくでしょうか…」と自習ノートを先生にどんどん見せ、意見をもらう。

④    内申点を上げるには何をしたらよいか聞いてみる。「これをしたらいいよ」と教えてもらえたら、すぐ実践。先生にすぐ報告。「私は言われたことをやっていますよ」とこちらからアピールする。「先生は見てくれているだろう」ではいけない。

⑤    成績を下げているグループ、仲間とは極力つるまない。例えば、授業中・休憩中に騒いでいる子たちの中にいると、たとえ自分は何もしていなくても、「あいつ、うるさくしていたな…」と勝手に思われてしまう。つまり、巻き添えを食って内申点を下げられるケースがあるのである。できれば、成績が上昇中の子たちの輪の中に入り、自分も頑張っていますよ、という姿勢を先生の目にとまりやすくする。

⑥    レポート系がある場合、Chat-GPTは使わない、ないしは、使ってもよいが、文章のそのまま使用はNG。Chat-GPTの使用率を出すソフトがあるため、すぐにバレる。参考にする程度が一番よい。そもそも、使わずに自分の言葉で全てを書ききるのが一番よい。そして、何よりも量。他を圧倒する文量で先生を驚かそう。

⑦   当然だが、定期テストで点数を取ること。そのための努力は惜しまない。何としてでも高得点を取る。

⑧    以上のことを、毎日やり続けること。

 問題は、継続できるかです。最初だけやって、あとは尻すぼみでは、内申点は上がりません。

「自分は発表苦手だし…」とか言っている場合じゃない。思い込みを壊しましょう。思い込みなんてのは、自分を守るための装置です。思い込みを壊す方法は、「やってみること」です。やってみると、「あれ、苦手じゃないな?」ってなりますから。結局は、やることに慣れていないだけ。習慣化すればたいていのことはできる。でも、大多数の人には、その勇気がないだけ。だから、思い込んでいるふりをして、自分を守っている。

 もう一度言いますが、成績を上げたいのなら、自分を変えてください。できないなら内申点は上がりませんから、潔く志望校を下げましょう。

 この文章を読みながら、「やろうかな…どうしようかな…」と考えている君。

 頭で考えず、今日から実際に動いてみてください。やってみたら、悩んでいた自分が馬鹿だったなってなりますから。頭の中でうだうだ考えていた時間がいかに無駄だったかわかりますから。とにかくやってみること。やった人にしかこのことはわからないから、とにかくやってみてください。1歩踏み出せたら、2歩目以降は簡単に踏み出せるようになりますよ。

 強い書き方をしてしまったかもしれませんが、私なりの励ましのつもりで書きました。一人でも多く、これを機に「自分を変えられた!」という子が増えることを祈っています。そのときあなたは、圧倒的少数派に属していますよ。頑張ってください。