
こんにちは。鈴木です。
今日は、昨日、中学3年生と話したことを記しておきたいと思います。その内容をざっとお伝えしますと、以下のようになります。
「海外留学で、英語が話せるようになりたいんです」っていう子ほど、その目的は「英語が話せるようになりたい」という点にはないよね? 「海外に行って楽しみたいだけ」というケースが多いと思う。口ではもっともらしいことを言って格好つけているけれども、その本心は違う。言っていることとやっていることが異なる。破茶滅茶だ。これでは何も成し遂げられない。
もし、本気で「英語を話したい」なら、どうする? 海外留学に行かなくとも、まず英語を話せるコミュニティを日本で探すよね? 英語を話せる友人をつくり、日常的に話すことを習慣化すればいい。目的が明確であれば、行動も明確になる。目的地に最短で行こうとする。あるいは、最短であるかどうかは気にせずとも、とにかく行動し続け、目的地に少しでも日々近づこうとするだろう。本気でやるっていうのは、そういうこと。言行一致で事に向かっていく姿勢こそ、日々を充実させる秘訣なのではないだろうか。
…というようなことを話しました。が、一部付け足しがあります(笑)。
言っていることとやっていることが伴わないというのは、一番エネルギーを発揮しづらい状態なのではないでしょうか。少なくとも、自分自身でその違和感に気づく瞬間は、だれしもが経験することではないでしょうか。しかし、その違和感に気づきつつも、見て見ぬふりをする人がいかに多いか。そのちょっとした自分への偽りが、やがて大きなものとなり、いつの間にか物事に本気で取り組めない、見て見ぬふりばかりをする生活にどっぷりとつかってしまう、ということになるのではないでしょうか。そして、そんな生活に違和感すら抱けない盲目状態へと陥ってしまう…。こんなに恐ろしいことはありません。
人間はよくもわるくも慣れる生き物です。本気で取り組まない生活に慣れてしまうと、「これでいいや」となってしまいます。
これまた、昨日、小学6年生と話したことですが、「大人になっても子ども心を忘れないほうがよいよね」ということなのです。子どもは、損得勘定などせず、目の前のことに無我夢中で取り組むことができます。大人はやる前に考えてしまいがちです。「これをやったらこうなって…自分に利益があるな」と、自然に考えているような気がします。そうではなくて、とにかくやってみる。子どもは素でできますが、年齢が上がっていくにつれて、「本気は、継続しないと出せなくなってくる」のです。早いと、中学生・高校生のうちにもうその傾向が出始めます。大切なことなので、もう一度言いますが、
“本気”を出すクセをつけること!
これが、ある意味子ども心を忘れない、ということなのかもしれません。
あらゆる人を見ていると思うのですが、大人になっても生き生きしている方は、どこか子どもっぽいです。それはわるい意味ではなく、とてもよいことだと思っています。その人を見ていると、ワクワクする。ワクワクは伝播しますから、周りに波及しますよね。そして大いなる力となる。”本気”を出す練習をしておくと、人生が実り豊かなものになります。ぜひ実践して、日々を充実したものにしてください。

