は、『万葉集』や『貧窮問答歌』で有名な歌人です。国語や社会でよく名前を見かける人物ですね。
そんな憶良が、このような歌を残しています。
…四肢動かず百節みないたみ、身体はなはだ重く、なほ鈞石(きんせき)を負へるがごとし。布にかかりて立たむとすれば翼折れたる鳥のごとく、杖によりて歩まむとすれば足跛(な)へたる驢(うさぎうま)のごとし
山田風太郎『あと千回の晩飯』p.9より
老いに関しては今も昔もないようです。奈良時代の方を身近に感じられますね。これから歳をとっていくのが恐ろしくなります…。
出典の山田風太郎『あと千回の晩飯』は最近友人から薦められた本なのですが、ブラックなユーモア溢れるエッセイで、読みながら思わず声を出して笑ってしまいました。
読書が楽しい秋の季節…となるはずが、なかなかそういった時間が取れない日々が続いております。家と職場だけを往復する日常。精進したいと思います。
奈良井宿。「こころ音」というお店の天ぷらそばがめちゃくちゃ美味しかったです。