こんばんは。集団指導室長の鈴木です。

 明日、7月13日(土)に英単語道場を開催致します。小学4年生から中学1年生を対象とした特別講座です。時間は13時から14時20分です。無料の講座ですので、どなたでも、お誘いあわせの上、ご参加頂ければと思います。

 なぜ開催することにしたのか?

 静岡の公立中学校1年生の定期テスト内容があまりにも簡単すぎるからです(全ての学校ではありません。良心的な先生は、しっかりとした問題を出されています)。

 例えば、曜日や月の名前などは、他県では記述して書かせる傾向にありますが、静岡のいくつかの公立中学校では記号で選ばせてしまっています。はじめの中間テストでこれでは、子どもたちが「難しい英単語は記号で出されるから、覚えなくてもいいか」と思ってしまいます。入試では英単語が書けるかどうかを試されることも多いですから、長期的に見ても弊害が生じるでしょう。

 「しっかりと英単語を覚えないとな…」

 子どもたちにそう思ってもらうには、実際に努力して覚えることを体験できる場が必要だと感じ、急遽英単語道場を企画致しました。

 学習指導要領が変わり、以前とは比べものにならないくらい英語のレベルが上がっております。また、小学生の時点で学ぶ英単語量も格段に増えています。静岡にいると、その危機感があまり感じられないかもしれませんが、学力格差は確実に広まっています。

 できれば小学生のうちに、英単語にできるだけ触れましょう。今、中学1年生でも、ここから頑張ればまだ間に合います。

 明倫館でも、小学生のうちに英単語をしっかりと学んで中学生になった子と、中学生になってから明倫館に来た子との間には覚えている英単語量に大きな差がありました。明倫館で英語学習をしている子は一年間で800近くの英単語を覚えますから、当然のことです。早い子だと、小学4年生からはじめて800単語を何周も覚え直すので、書ける質が違います。うろ覚えではなく、地に足ついた書き方をします。

 この英単語道場は、これからの英語教育に対する危機感から生まれました。少しでも多くの子どもたちに参加して頂き、今後の指針となれれば幸いです。

 毎日見ている風景が、ゾッとするほど美しく感じられる瞬間があります。私の場合は、雨が降りしきった日の翌日や早朝の朝焼け時、空気が澄んでいる日に多い感じがします。

 昨日、スマホを見ながら歩いている多くの人々を眺めながら「もったいないな」とおこがましくも思ってしまいました。

 よく見れば、道ひとつにどれだけの発見があるか。その魅力を感じられる人とそうでない人とでは、人生の実りにも差が出てくるのではないでしょうか。