NHKの朝ドラ『らんまん』で神木隆之介さんが演じている主人公のモデルとなった人物・牧野富太郎博士の言葉です。
約40万点もの植物の標本を残されている方ですから、その言葉の重みが全然違うな、と思わされます。
意外だと思ったのが、この言葉の出所がどこなのか長年わかっていなかったということです。どうやら昨年(2022年)の8月に出典元が初めて判明したそうで、ようやく牧野さんが言った言葉だという事実がわかったらしいんですね。
その牧野さんですが、植物の標本を集めるために多大な借金をしたんだそうです。借金が返済できなくなり、新聞に「助けてほしい」というような文章(簡単に言いすぎですが)を掲載し、富豪の方が名乗りをあげてくれ、助かったようなのです。今でいうクラウドファンディングのようなことをやっていたんですね。
借金をしていたと聞くと、「いい加減な人だなぁ・・・」と思ってしまいますが、植物に関してはとにかく好きでまっすぐだったようです。また、研究に取り組むときは必ず正座をしていたということからも、植物に対して真摯な姿勢を崩さなかった方なのだなぁと感じます。
そんな牧野博士がおっしゃったように、どんな草にも名前がついています。人間にも一人ひとり名前があります。塾で働く身としては、子どもたち一人ひとりちがった個性がありますから、どんな子にも同じような指導をしてはいけないなと感じます。現在保護者面談期間中ですが、子どもたち一人ひとり塾での様子が異なりますし、その子ならではのエピソードが日常的にたくさん起こっております。面談ではそんな話をさせて頂きつつ、お子様のためのご提案をしていきたいと考えております。どうか引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。
塾で飾らせて頂いているお花です。実は以前から池坊で生け花の習い事をしておりまして、時折塾に置かせて頂いております。ガーベラをいけたときはまだこのような向きではなかったのですが、塾に飾ったあと、蛍光灯を太陽だと思ったのか、そちらの方向へと花の向きを変えているのがカワイイなと思いました。生きている花をいけさせていただくと、心が和みます。