こんにちは。集団指導室長の鈴木です。

 本日は静岡附属中学校で前期テストが行われています。そして、公立の中学校でも順次定期テストが実施されていきます。

 夏の努力が実ることを願っています。

 夏休みが終わり、一年の内でもこれからの月日をどう過ごせるかがとても重要だと私は思っています。夏のように勉強に時間を割くことができず、文化祭などのイベントも多く行われるため、思うように事が運びづらい時期なのです。そのため、勉強時間の減少→学力低下→モチベーションが維持できないという循環に陥りやすいと思います。

 ここからもう一踏ん張りできるか。

 ぜひとも確固たる意志をもって、計画的に過ごしてください。ここが一番気を抜きやすく、気付いたときには実力が下がっていることが多いのです。夏のようには時間が割けなくても、やれることからコツコツと積み上げていきましょう。やり方がわからなければ、私たちを頼ってください。失敗してもいいのです。よく、失敗が怖くて、質問を投げかけられても沈黙して答えたがらない生徒がいますが、「思ったことを答えればいいのに」と内心思っています。真の学力は、恥も外聞もとっぱらった先にあるのです。今の子たちは無菌室で育っているような雰囲気があるため、気にするだけ無駄なことに随分時間を割いている傾向にあります。

 失敗を繰り返して、やってはならないことを経験しておけば、やがては成功しかしなくなります。

 失敗をする確率が減っていくのですから、当然のことです。失敗はありがたいことと思って、前進していけばいいのです。失敗が怖く、失敗を気にしているうちはまだまだです。失敗をしまくって、失敗が気にならなくなってきたら、そのときには成功することが多くなってきているはずです。ぜひそう思って精進してください。

 数年前、公立中学校の定期テスト対策特訓会のときに描いた、煉獄さんのイラストです。絵心が全くなく、イラストを描くのも初めてだったので、失敗を繰り返しまくりました。煉獄さんに似ていないですが、自分なりに全力で描きました。上手くいかん…と描くことを序盤にやめようと思いましたが、途中から段々と面白くなり、なんとか描ききることができました。今の中学3年生の女の子が「絵はやっただけ比例して上達していくから、コスパ最高ですよ」と話してくれたことを思い出します。何事も、やってみるものですね。