が割れるだのなんだのがさかんに報道されているので、いつの間にか「それが大事なことなのかな」と刷り込まれてしまいそうになりますね。実際、子どもたちに聞くと、先の衆議院議員総選挙の話を学校の先生も話題に出しているようです。
ある政治家が、自民党からの出馬を考えている若者に向かって発した言葉があります。
「おまえは若いのに、なぜ自民党なんだ。自民党だって、決して十全ではないぞ。そこを是正しようという気があるかどうかだ。政治とは国民ありき、その生活ありきで、与野党の垣根にこだわる必要はない。野党を端から馬鹿にしてはいかん」
過半数を割っても、国民にとって大切なことであれば、与野党関係なく、"人として"分かり合えるはずだということが伝わってくる言葉です。
また、この政治家は本当に与野党関係なく接した人物で、野党側の人間であっても必要とされれば助けているのです。明らかに「与野党の垣根にこだわっ」てはいないのです。
そこにあるのは、「人間をみる」という一点です。あらゆるエピソードがそのことを物語っています。
与野党に必要なのは、互いの揚げ足取りではなく、互いの歩み寄りだと思います。その点をよくわかっていない議員が残念ながら多いのではないでしょうか。また、わかっていても行動に移せていないのが現状なのではないでしょうか。
批判などどこ吹く風で、信念をまっすぐに貫ける人物が求められています。上辺ではなく、自分の言葉で語れる人材が今後出てくるか。この選挙を機に、熱い人材が育つことを祈ります。
明るい未来が待っている。